秋の植替えで考えた事

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植替えにいい時期が春と秋で、今当店でも今植替えしてますが、そんな時よく聞くのがミヤマは3年で枯れるとか枯れやすいとかそんな事言う人が多いので植替えしてなくて根詰まりじゃないですかね、とそんな話で済ませていたんですがふとそれも大問題です加湿で根が腐る。ミヤマキリシマの用土に鹿沼土を使うのは排水も保水もいい事でと思ってる方が多いと思いますが火山灰の一種の鹿沼土の性質は酸性土壌と知ってましたか。そしてミヤマキリシマの自生地もそんな火山灰の多い昔は火山だった所です。そして弱酸性のPHが5.5が最適な環境だと言われてます。ふと思ったのは、私も皆さんも毎日の灌水の水ほとんどが水道の水だと思います。水道水は中性だそうなんです。雨水はPH5.6ぐらいとかですそして自生地には灌水と言えばこの降ってる雨だけ、そこで水道水のPHを調べてみました。

ホームセンターでこんな便利なものを手に入れてきました

当店で使ってる水道水を調べてみますと、PH6.5~7.0

鹿沼土とボラ土の当店で使ってる用土のPHを調べてみました、混合土を1時間浸した水です

酸性に近づいてます

2時間経った水を調べてみると

やっぱりミヤマキリシマに最適な弱酸性ですが、毎日中性の水の灌水を続けてると用土は中性からアルカル性に変わってミヤマキリシマが生きにくい環境になってるのかも知れませんね。こう考えると雨水溜めて灌水に使うのが一番だと思われますが、酸性にして使うのは業務用には10リットル6000円余りとかで、PHダウン剤と言うのを使われているようです。安くて、てっとり早く安くそんな物を調べてます。目に付いたのが木酸酢それも調べてみました。

早め早めの植替えが安全だと思いますか、皆さんも調べてみませんか、これらの話はもっと奥が深そうです。そもそも苗木が生まれた環境も大事で当店では、なるべくどこでも育つ苗木作りに海抜0メートルで挿し木してますし、お店と育成は海抜20メートルですから皆さんの環境とさして変わらないと思います。が・・

いつも当店で皆さんにお願いしてるのは、お宅の環境で挿し木して下さいなのです。そこで生まれたミヤマキリシマの苗木が一番丈夫で安心な苗木です。

 

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