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どこのお店にも売ってない当店だけのそんな畑苗を切り込んでの新木仕立ての苗木ばかりの紹介で申し訳ありません。そろそろ普通に皆さんが手にいる苗木での植替えをと思ってますが太幹の丈が10センチ以下と言う小品の在庫が枯渇してましてもう少しお待ち下さいましてお付き合いを願います。
これもまた変わった立ち上がりの苗木ですが春の花時には朱色なんですが秋にも二季咲きみたいによく咲きますがその時は朱赤の鮮やかさが目立ち別品種かと見間違えるほどの「朱の衣」です。
今回も新木仕立てにはこの根元だけ強調して作ります。これが小品向きなのは枝が細くなり小さく作り込みが出来やすいと云うところです。ミヤマキリシマは主に九重系といわれるのが小品向きと紹介されてますが確かに枝の伸びは短く枝打ちも開張性で形は作りやすいですがいかんせん枝太いからコケ順がいまひとつ古木感が表現しにくいとこです。長く栽培してますと幹より枝が太いそんな形状になりやすいし深い切り込みに弱いし枯れ込むことが多いです。その点雲仙系は上伸性ですが切り込みに強いし枝が細いからコケ順も作りやすいからこんな強剪定しても失敗が少ないから出来る太幹の小品仕立てが出来やすいそんな特徴を生かしてます。
この通り上伸性ですがちゃんと年数ふみますとミヤマキリシマ本来の開張性が強いそんな枝打ちに変わります。
そしてこれは余興です大きな枝ですが発根剤付けて挿し木するとこの太さまでは大丈夫ですが、いかんせん根張りを作るまでが相応の長い年月がかかりますからしなやかな幹模様を楽しむのにはいいのかもです。
当店が小品向けにお勧めする挿穂は右二つの上の畑苗の先っぽから採ったこれこれでも5年経ってる枝先です。これだと今から挿し木して10月には鉢上げ来年には発根した根も太りが早いそんな特徴があるから面白いんです。