そろそろ花後の手入れ

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きれいな花を咲かせて楽しませてくれたミヤマキリシマ花後の手入れの話です。当店の立地環境は標高100メートルの山の中なんですが、もうそろそろミヤマキリシマも散りかけてます。まだ今からと言う品種もありますがこれらは俗に遅咲き品種とサツキとの交配種などです。遅咲きの品種とは元々自生地の標高が高かったと言うことでもあります。同じ品種でもいわゆる桜前線と同じで今北海道の桜が満開だとか。当雲仙岳の自生地の有名な仁田峠の見頃は例年5月そう今月15日以降なんです。ですからその土地その標高に大きく作用しますから一概に言えませんから当店の話は目安にして下さい。

先日佐賀県鳥栖の登録番号974のお客様の訪問と持参していただいたミヤマキリシマなんですが、えっ・・・もう花が咲き終わったのかと思ったら花芽が今年は着いてなくて新梢の伸びが早い、このままでは花芽形成までには枝が伸びすぎますから剪定をして、もう一度芽を吹かせなおすということになりますが・・・一応当店では今剪定しその枝を挿し穂に使います。

 

 

この剪定の仕方で、持ち主それぞれの感性が違いますから、これがどんな樹形のになるのかと楽しみですね。


 

下の石付け盆栽はかなり大胆に枝を詰める剪定か枝透かしして大振りに作ってみると先日から紹介してた国見岳山頂に在ったという、あの3メートル余のミヤマキリシマの巨木なんてもいいのかとつい思ってしまいまいましたが、こんな妄想も楽しみのひとつです。

当店では吹き流しや懸崖仕立ての苗木を育ててますからお買い上げいただきました。気が付けばそれぞれの樹形は作り手の個性でもありますね。

先日は群馬県のご登録番号620のお客様からお電話いただきました。確かに覚えてます。

当時5~60品種6~7年生の畑苗を大量お買い上げいただいてたお客様でした。それが今は何種類しか残ってないとの事にビックリいたしました。群馬県ですから緯度も高いしご自宅も標高が400メートルと聞いてましたから自生地と環境が似ているので初心者でも100パーセント名人になれる環境ですと太鼓判おしてたのに何があったのでしょう。

もう一度挑戦してみたいとのお電話でしたのでどんな環境でもよく慣れてくれる若苗を大きな容器に植えて豪華な盆景仕立てにと今回は挿し木2~3年生をお勧めしてみます。

 

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