ミヤマキリシマの冬支度

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4月の中下旬から5月中旬には皆様のミヤマキリシマもこのような艶やかでしたでしょうが、今はすでに12月そして今年の寒気は全国早いみたいですね。下の写真ははお客様が挿し木で増やされたミヤマキリシマのロックガーデンの写真をお借りしてます。

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昨年12月1日にこんな盆景を作ってましたが

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今日は今の盆景の姿です

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これら全部の苗木にもしっかり花芽もついてますから来春は楽しみです

ミヤマキリシマの紅葉も終わり落葉して小枝と蕾だけの姿になります。これらミヤマキリシマは落葉樹ですから枯れたと勘違いされないようお願いいたします。冬場は意外と空気も乾燥しますから用土もよく乾きます乾燥し過ぎしないよう灌水をお願いいたします。

お手もとの挿し木苗で盆景を作って楽しんで下さいね

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ミヤマキリシマは落葉樹です

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先日ご来店いただき盆景用材料お買い上げいただいたお客様に差し上げる鉢底ネット忘れてました。お詫びとよろしければお送りしたいと思いますのでメールか電話でお知らせいただけるようお願い申し上げます。

これもあるお客様から「夏じゃなく冬に枯れたけど」そんなお訊ねをされましたが、初めての方がよく間違ってしまうのが冬のミヤマキリシマは落葉するのを知らない・・自生地では落葉樹なんです。たまに温暖なところでは半落葉もしくは落葉しないそんな事がありますが冬には落葉してしまうのがホントです。

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季節のメリハリがはっきりしてるのがミヤマキリシマの特徴ですから葉がなくとも2~3日に一度は灌水をお願いします。今から来る季節冬場は特に空気も乾燥してて用土の乾燥がひどくなりますから特にお願いいたします。

植替え直後の灌水は小まめに灌水して用土を乾かさないことがいいようです。

先日石付けにしてたのもこのような容器に水を張って乾かさないようにしてます。

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ミヤマキリシマの楽しみ方

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古い写真が出てきまして、これは雲仙普賢岳の岩場の割れ目に植わってるミヤマキリシマです。矢印の過酷なとこに植わってます。先日から軽石に挟んでミヤマキリシマを植えてみましたがこのような雰囲気にまた植えてみたいと思わせる写真です。判りにくい写真ですが雰囲気だけ見てやってください。

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こんな岩の割れ目に生まれ育ってますから成長は微々たるものですそれが屋趣味の醍醐味です。若木の挿し穂を使うと左側のように成長が早い育ち方になりますが右のは10年生以上の苗からの挿し穂を使ったものです。年数も10年も経つと枝も細くなり成長も遅くなります。小品に使う苗木にはこんなのを使うと小さく早く作れます。若木は成長も早く枝も太いから大きな株を作る時はこちらを使います。

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今日もそんな古枝挿し木のを植えてみました。1年後岩場のミヤマキリシマに成る事を楽しみなように少し数を作りこんでみたいと思います。

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古枝挿し木の楽しみ方 その2

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昨日の続き

e%c2%bdc%c2%9f%c2%b31斜面なので似た軽石の端材がありましたのでこのようにしてみました

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2枚の軽石の間に植えるような容器にしてみます。

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隙間の塞ぎにミズゴケを使かってみます。ちょっと仕上げの予想図に苔を張ってみましたが下地にケト土を使ってます。

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しばらく活着するまで乾燥を防ぐために水盤の上で養生させます。

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古枝挿し木苗を使った楽しみ方

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当店では直売所でお会いしてるお客様には挿し木をお勧めしてますが、このブログでも最初から紹介してます、それは生まれた所の環境が一番育ちやすいと言う事です。昔流行った違法行為の盗掘でもみんな枯れてます。それは生まれた、育った環境が違うからと思うからです。もうずいぶんと挿し木の話をしてますからもうすでにたくさんの苗木が皆さんのところでも出来て色んな楽しみしておられるかと思いますが・・・・ぜひ皆さんの作品も当店までお知らせいただければ幸いです。

昨夜から雨が降ってます、外仕事が出来ないので屋内で出来る仕事は鉢物の手入れ今丁度花が咲いててキレイなおなじみの盆景

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これは2011年2月17日に挿し木苗を植えてたものです。もう5年も過ぎましたが肥料もやらず植替えもなしでここまで幹が太ってます。

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植えた当時の苗の写真がこれ

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これのイメージは雲仙の自生地のこんな風景でした

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今日はちょっと趣を替えて雲仙の温泉街にある地獄の過酷な環境で生きる特殊なミヤマキリシマです。純粋なミヤマキリシマの形質を伝える貴重なミヤマキリシマです。

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この軽石の斜面ににこんな風景を作ってみようと思ってます

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挿し木のすすめ その2

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管理には簡単な箱挿し(穂木が動かないように深く伏せてます)

このように用土を入れて土に差し込むんじゃなく穂偽を伏せ込むという感じで用土に寝せて用土を掛けて伏せ込んでいくの繰り返ししてます。土に差し込まないので穂木の切り口は全然傷が付きませんから斜め切りじゃなく切り口は水平に切ってますから切り口の面積は斜め切りの切り口より狭くなります。

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穂木を伏せて用土を足してを順次用土に挿し木(伏せ込んでる)していきます。

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その時は灌水を忘れて翌日灌水前の土の乾きです白く乾いてるのがお分かりだと思います。葉の水切れの痛みきありません、それは蒸散抑制剤の商品名グリンナーの霧吹き散布してる効果だと思います。散布ご2時間位はそのまま乾かさないと効果が薄いそうです。植えこんで灌水してその穂木の水分が乾いてからいつもはグリンナー処理をするんですが今回は逆バージョンですが逆に効果がハッキリした感じですね。

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この穂木は

ミヤマキリシマのポット苗を小品盆栽用の新木に枝抜き剪定して仕立て直しで剪定した枝です。

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このまま挿し穂に使ってもいいのですが、ミニ用の苗木にしたいのでさらに半分の大きさに調整のための剪定してます。

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切り口を揃えて水揚げさせるのですが、当店では面倒なのでこのようにバケツの水に浸けてます。長く浸け込むと葉が痛みますから20分ほどです。

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水揚げした穂は古枝ですから成功率上げるために発根剤に浸してます。これは発根剤の商品名がオキシベロンをメーカーさんの説明書にある2倍に薄めては10分の浸透との記述に従ってます。

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後記

このポット苗から10本の挿し穂が採れました。後は成功率上げることですが多分このやり方は大丈夫だと思いますが、初めての方は栽培用土の混合土じゃなく鹿沼土単用でお試し下さい。なおやり方の説明でご不審の方はメール下さい。この記事にてお返事申し上げます。

 

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挿し木のすすめ その1

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長いお休みして皆様にご心配おかけいたしました。お詫び申し上げます。実は当店PCのトラブルがありやっと回復しました。季節もドンドン秋の気配に進み手入れや植替えには最適な気候になりました。今日は久しぶり記事のアップですが直売店で店主とお客様とお話してて話きれないそんな話をいたしていきます。

当店ではポットに栽培用土を使い直接挿し木をする。それを始めたのは10年ほど前からです。移植の手間を省きお客様もそのまま根をいじくることなく失敗しない植替えを簡単に出来る事になるそんな想いでした。当時はこんな今年伸びて成長が止まった若枝ですから挿し木時期としては5月末でした。

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この挿し木に取り組むきっかけは箱挿しにしてた当時の挿し木用土は、普通に使われてる挿し木用鹿沼土として売られてますね小粒の鹿沼土。もうひとつは小粒をフルイに掛けて取り除き大粒と中粒の混合土に同時に挿し木してた比較です。

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発根の違いかお分かりでしょうか。

水持ちのいい小粒の鹿沼土より、大粒と中粒の混合土の方にが発根が多かったのです。それからは当店ではこの粗い用土を使うようになってます。でもこのやり方は慣れるまでは趣味で増やす挿し木には管理に安全なプランターを使い挿し木することをお勧めします。

 

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これからは少しずつ挿し木の楽しみをご紹介していきます。

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ミニ・小品盆栽それとも創作盆栽

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最近ミニや小品盆栽向きの苗木を作ってますが、こんな苗木も時には作ります。

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いずれも昨年の5月初旬に挿し木してました。左端は無肥料右2つは施肥してますから生育は旺盛です。そしてこんな生育旺盛な畑苗を挿し穂に使ってました。

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目的は鉢花や庭植えようの苗木です。容器のポットを大きくしてたのはこんなに大きく鳴ってますが○で囲った枝はすでにミヤマキリシマの特異な性質上に短く横に長く新梢が伸びる性質を発揮してるようです。

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こんな若木の1本仕立ての場合は柔らかい幹ですから、普通針金かけして懸崖仕立てなどに創作する時は便利です。

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芽吹き力の違い

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早いものでもう10月になってしまいました。何かと忙しくなる時期にもなってきたかと思いますが、今月もよろしくお願い申しあげます。

前回紹介したこの写真に質問がきました。

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真ん中の1本の挿し木苗から左端の太幹になるのはどのくらいかかりますか?前にも紹介してたと思いますが畑で10年以上育てて太りを待って・・・

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春3月休眠が破れる季節にここまで強剪定して芽を吹かせ直して2年経ってます。

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ここで剪定と一緒に根洗いするやり方と根を洗わない・・・いじらないでいわゆる根回しと同じやり方・・・この方が芽吹きは早いですし枝の太りも早いです。そして翌年に根洗いするやり方があります。↑の苗木はそのやり方です。

来春は根洗い予定です。

これは今年春4月8日剪定と根洗い植替えしてたものです

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根をいじってる事で芽吹きを比べるとちょっと弱いようです。

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古枝挿し木苗の人気

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↑のは今からの旬のミカンですが同じ木になってたものですが大きさが違いますね。当店の古枝挿し木苗を例えるなら左のミカン小粒で甘くて美味しい、好みもありますが右のは天成りのミカンですからサイズが大きい・皮が厚くて大味・・・実は花のサイズもこれと似てます。同じ木にも古くて細い枝には咲く花も小さいですが、太く勢いよく伸びた新梢に咲く花は大きい花になりやすいと言う事になります。今ミニ盆栽や小品盆栽が流行りですがこの細い枝の古枝挿し木苗が当店では不足気味になってます。

昨日紹介したこんな古枝挿し木苗がです。小さいですが4~5年経ってる枝なんです。

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挿し穂はこんなところから採穂してます

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皆さんご存知の普通は新梢1本から挿し穂としますけどそんな苗木の4~5年生はこんな姿、真ん中のは今年の春に幹だけになるように選定してたものですが両端は挿し木からそのまま成長してます。

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そして左の2ポットは13年生以上の古い木の枝先からと、右の2ポットは8年生位の勢いのある畑苗から最穂して挿し木してました、伸びてる年数はそれぞれ品種は違いますが経ってる年数は同じぐらいですが若木のほうが1年に伸びる成長が早いのがお分かりだと思います。

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おなじ品種ですが左は20年生の古木それは隣真ん中の新梢の挿し木からです。

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明日へと続きます

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