色づくミヤマキリシマ

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日一日とミヤマキリシマの息吹が感じられる昨今元気な姿してても潅水した時にこのような萎れが眼に付いた時は少し水切れ起こしてますからたっぷり灌水してくださいね

水切れ

そして先日から根の傷んでた苗木を利用して盆景に自生地に見られる古木感あらわすのに利用しますが久しぶりの盆景作りにちょっとタジタジしてます年代を現すのにもう少し手間隙かけてみます

盆景

自生地では落葉樹ですから花が咲いてそして咲き終わってから新葉が開いてきますが温度の高いこの下界の町中では葉も花も同時に開いてくるそんな事になってます。

これらは5年生苗木

苗木8

8年生の苗木

苗木7

分かりますか8年生の苗木と5年生の苗木です

苗木4

花を見るだけだったら変わりませんね、上の苗木は向かって右が記念樹のお土産として販売してる5年生の苗木です売れ残りがそのまま大きくなってるのが左の苗木幹の太さで分かりますね

この大きくなった苗木から太幹のミニ盆栽用の新木に仕立てます。

例えばこんなミヤマキリシマ・・生産現場ではこの手の8年生以上の苗木が不足してるんでしばらく何年かは出てきませんので大事に仕立て直しをしています。

苗木1

ミニ盆栽用にはここまでも剪定してます

苗木2

若しかしてこんな根上り仕立てに・・・

苗木3

剪定する前にも

こんな姿を想像する時は楽しいですね。それじゃこんな苗木だったら皆さんどう仕立てたいと思いますか。矢印は枯れ・・・シッカリもう形成層を肉巻きしてますから枯れる事はないと思います。

苗木5

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生死の境目

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だんだんと生死の判断が出来る季節になりましたそれは新芽の息吹が一日一日はっきりしてくるからですが、今日もこんな苗木に出会いました。

深山紫

新芽の息吹に力がない、勢いがないそんな苗木を洗ってみると黒く壊死した根が目立ち生きてる根も弱弱しい、いつものことですが幹をツメで傷つけてみるんですがナイフで削ってみました。矢印の先がそうなんですが二箇所は生きてますが一箇所はすでに枯れてますでも裏側の方は生きてるみたいです。

深山紫3

そこでいつもなら生きてる所までで切断して挿し木するんですが、今回は生きてる部分に発根剤溶液の原液を筆で塗布してやってます、光ってるのがそうです。だからこれは植替えじゃなく変形の挿し木になります。

深山紫4

挿し穂が動いては発根が難しいので枯れの部分を使って今回は思いつきですが枯れた根や幹を杭の替りに使ってみます。

深山紫5

生きてる根もありますから、これで少しは幹からの発根促進にもつながるかと考えてます。用土は相変わらず大粒中粒の混合土を使ってますが小枝が多いですが深植えしてますからしっかり固定してます。

深山紫6

弱ったミヤマキリシマの話ばかりで申し訳ありません、ツボミもふくらみ開花まじかの季節になりましたいやがうえにもこれからは花の話になりますのでお許し下さいね。

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古木感いっぱいの苗木

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傷めてたポット苗木の植替えで盆景に利用しようと思ってたそんな苗木も見ようによっては古木感溢れるミヤマキリシマになってました。

ポット苗1根元の立ち上がりに枯れ・・自然に出来た神などは味あいのある木になってます。真っ黒に見えるねは壊死してますが皮目が生きてますから大丈夫です。これからが生命力の素晴らしさなんですよね新芽の伸びが綿根の発根を促しますから大丈夫なんです。自然が創る造形には驚かさせられます

夢絞り

また新しい境地が開けそうです5月末までが活着の勝負です、葉の開きにあわせて液肥の葉面散布などで体力つくりさせたいと思います。

ポット苗2

これらは古木感ある苗木は挿し木から15年以上のミヤマキリシマですが畑で7~8年そして切り込み・・鉢上げしてそのままポットにまた8年植替えなし、しっかり乾かしてタップリの灌水そんな過酷な環境に耐えて生き延びてきた苗木ならではなんです。

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盆景・寄植えの材料1

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今では要らなくなった大きな鉢を使って盆景にするか寄植えするかと思案中の苗たち。ポット苗を洗ってて見つけた根が傷めてた苗たち

盆景

やっぱりポットの中で長年持ち込んだその魅力は1本でも存在感がありますもう表面にミズゴレ張ってますが根元も面白い・・・というわけでミニ盆栽に変更です

夢絞り1

これも

夢絞り2

そしてこれも文人風の根元の焼けも神になり幹の味も最高で古木感ありありです

夢絞り3

 

こんな軽い木なら寄席上もいいかななんてと思うのですけど子苗からの寄植えは最高なんですがこの太さのミヤマキリシマの寄植えは何度か経験がありますが言葉ではうまく言えませんがよく育たないんです・・・今残ってる苗木ですがこれも1本ずつ植えられる木も

きっとあるはずそんな思いが又今日も10本ほど根洗いしてます。

夢絞り4

 

 

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北海道からの便り

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今日は昨夜からの雨に強風それも突風にカミナリもとそんな春の嵐でしたがどうにか当店は無事でしたが、皆様の所は被害はありませんでしたでしょうか・・・

お店もシャッター開けることも出来ず外仕事も雨風でどうにもならず昨日のお約束も出来ずじまい申し訳ありません日延べさせていただきます。

今日はまた北海道札幌市のお客様より近況のご報告いただきました。近況の様子を8ページもいただいてまして皆様にもご紹介申し上げます。

飯田1

知らない・・環境の違い・・大変参考になりますこちら暖地では窺い知れない環境ではのご苦労がありそうです、

こんな設備も

飯田2

豪雪世界をこんな施設の中で過ごしてたんですね

飯田3

こんなにたくさんの鉢が・・

飯田4

整然と整理された棚場の風景

飯田5

ポット挿し木にもひと工夫されてます

飯田6

軽石の鉢は生育成績がいいそうです

飯田7

本格盆栽へも頑張っておられてます

飯田8

写真はスキャナーで撮ればよかったのですけど時間短縮してしまいました。土地土地の気候環境で栽培方法変えてみる皆さん頑張っておられますね大変参考になりましたありがとうございました。

今後の生育期間の様子もまたご紹介いただけれは皆様への参考にもなるかと思いますのでよろしくお願い申し上げます。

当店の今日の鉢上げの1本です

艶やかなピンクの花の品種は「百花の舞」です

百花の舞

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お客様からの便り

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毎日写真撮る暇も惜しんでポット苗の根洗い植替えをしてますが、中には4年も5年も植替えなしのもあります。それらには傷んだ根それをカバーするように新しく出てる根がありかろうじてそれでも生きてます。そこで思いついたのはそんな木を集めて盆景を作る・・・一時大型盆栽が流行った頃の尺鉢以上のが残ってまして何かに使えないかと思ってました、植え替えの必要がない盆景の作り方もあわせて明日から紹介します。

愛知県の女性のお客様からメールのお便りがありました。

近況報告のタイトルで・・

ちゃんと冬場落葉してるミヤマキリシマの苗

160404_0828~01

160404_0828~01

落葉しなかったミヤマキリシマの品種物ですが暖かい時とか肥料の窒素系が効きすぎてる時もこんな現象も起こりやすいです。

160404_0831~01

160404_0831~01

根洗いしてみたら根が壊死してたと

160404_0817~01

160404_0817~01

残念な事になってます。排水の悪い状態でこのような事になりやすいので努めてカラカラに乾燥させてタップリの灌水・・・これは水の中にドップリ気泡が出なくなるまで浸けてやるそんな事も有効です。とにかく鉢土の中に空気を送り込む為には乾かす事が重要なんです。そこで植替えには粗目の用土を使用してやります。まさに根は空気をと叫んでます。研究熱心なこの女性には代わりの苗木と専用の用土を送ります。頑張って下さいね

 

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根捌きの重要性

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今日も直射日光が射さない根洗いや植替えには格好の曇り空でした。ミヤマキリシマの根毛の多さはスバ抜けてますが植替え時はこれを取り除く事が一番のようです。水道水圧で意外に簡単に取り除く事ができますから糸くらいの根までにしてしまいます。直ぐに植え替えてもいいのですが一次的に微生物資材の300倍液に浸してます。

植替え1

粗い中粒の用土を使いますが鹿沼土は少なくボラ土の割合をふやしてますが鹿沼土3割ボラ土を7割位にしてとにかく排水のいい用土にしてます。植え替え直後はとにかく乾燥させな事が重要みたいですから必ず表面にミズゴケを張ってます。

しなやかな幹模様の普賢の月

普賢の月

荒い枝打ちの深山の裾濃の色々

深山の裾濃1 深山の裾濃3

これも深山の裾濃

深山の裾濃2

これも・・・

深山の裾濃3

これは絞り・白色・ピンクの3色咲き分け春と秋に咲くと言う珍しい夢絞り

夢絞り

 

 

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枝割剪定したポット苗

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今日は午後から小雨が降るそんな天気予報が当たって根洗作業も屋外で急ピッチで進みます、それは直射日光が当たらないからなんですが天気のいい日は洗った根を直接お日様の光が当たらない陰でして下さいね。

瑞紅

上は昨日のポット苗の瑞紅ですが、これを剪定して剪定した枝はミニ盆栽用の挿し穂に調整してます。

瑞紅1

現物見てる分には違和感ありませんが写真でこうしてみて見るとカンヌキ枝に見えて気になるようでしたらコケ順との兼ね合いで真ん中の枝抜きの予想をして見ました。

瑞紅2

当店の直売所では5年生ポット苗と古枝の挿し木苗ポットが主流なんですが売れ残りがこうして何年もポットの中で太ってます。植替え時は過ぎてますがホントは根洗いして根張りを見て剪定するのですが今回は根張りも予想して幹の曲に合わせて剪定してます。年数で言えは同級生の畑苗を小品用の新木作りの木と比較して見てもらってます

3ポット

ネットの商品が少なくなってますので追加して並べてますが、この剪定した「瑞紅」と「平成の月」を紹介しておきます。

平成の月ネット

三様

 

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ボット苗と畑苗の違い

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畑苗からの鉢上げと同時にポット植え苗木の植替えも同時におこなってますがたまたま同級生ですが幹の太さにはこんなに差があります・・・でも幹の細かい模様の趣は違いますね。

1本の新梢挿し木から8年くらい畑で4~5年それをポットに植えたまま4年の年月たってますから竹久夢二の女性を思わせるような細身だけどどこか趣があるミヤマキリシマです。そんなイメージで明日改作の剪定してみます。品種は瑞紅(ずいこう)です濃い真っ赤の広弁で豪華です。

瑞紅

これも畑でそのまま育った8年生の桐壺(きれつぼ)花は濃いピンクながら源氏物語の中から艶やかさのイメージで付いた名前と思いますが色濃いそのままであふれるばかりの多花の性質です。

新木作り3

でも小品盆栽用に切り込むと・・根もとの曲を強調してますから丈も10センチもありません

新木作り4

来年の予想ですがこのくらの枝張りだと・・・

新木作り2

表面にはミズゴケ張ってますがこれは粗い用土で植えてますから活着するまでの急激な乾燥を防ぐためです。

新木作り

将来の根張りはここまでです

新木作り4

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早いもので、もう今日から4月新芽が動きかけてるのにまだ鉢上げや植え替えが続いてますがこんな時頼もしいのが蒸散抑制剤のグリンナーなんですよ。

新木つくり

今人気の太幹でミニ・・・なかなか大きくはなりにくいミヤマキリシマなんですが、逆に小さく作り込めるのはこのミヤマキリシマです。葉も花も小さいミヤマキリシマならではですからこんな事他のツツジには真似が出来ませんね。花芽が付いてるのが7.5センチのポットが昨年このように裸にしてたやつです。前の2つが9センチのポットに植えてますし後ろの2つが10.5センチのポットに植えてます。不思議に切り口の融合が新芽が伸びると同じくらいと早いんです。5月末にはこのように幹いっぱいに新芽が伸びてきます。

苗木1

皆さんの自慢のミヤマキリシマの投稿をお待ちしてます。ご連絡下さいね

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