株立ちの挿し木

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昨年3月に8年生畑苗のピンクのきれいな舞扇なんですが性質が芽数多くて上伸性なんでこんな事が出来ます。車枝をポットに挿し木してた株立ちの挿し木苗です。

舞扇1

鉢に植え替えるためにポットから抜いてみた

舞扇2

5号鉢に鉢替してますがちょっと大粒の用土です。将来化粧鉢の浅鉢に植え替える時は用土を小粒の混合土に変えてやります。

用土

ちょっと見ると株立ちによさそうに見える、これもピンクの畑苗これも8年生のひなづるですが・・・・

ひなづる1

根鉢を洗ってみると根張りの段差があるんです

ひなづる2

何で1本ずつ枝抜きして独立した苗木にします

ひなづる3

立ち上がりの太い根張りと幹模様それに大量の根なんでちょっとイタズラしてみます。

ひなづる4

石付けにしてみましたが、枝抜きした傷口付近からの芽出しに期待したいと思います。

ひなづる5

根を幹を6号の深鉢に仮植えして、新しい根の発根をみてじょじょに嵩上げしていきます。

ひなづる6

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3日目の普賢の月

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今日も日差しもない曇り空の寒い日でした。そんな作業場の気温は5度かじかんだ手では細かい作業は無理なんですがとにかく普賢の月の鉢上げを仕上げました。

根の水洗前のですがここまで根元の根を詰めてます

普賢の月1

植替えの用土です

用土2

そしてこの根張り植えつけました

普賢の月2

そして反対側ちょっと表情が変わりますね

普賢の月3

この後はいつものように、用土の表面に乾燥を防ぐためにミズゴケを張りたっぷりの灌水して、枝や幹が乾いてからグリンナーの霧吹き散布しました。

今後の管理作業

  • 明日は微生物資材の300倍液を灌水してやります
  • 1週間後も2週間後も都合3回ほど微生物資材の300倍液を灌水してやります。
  • 植替えから10日後毎事にこれも3回ほどグリンナーの霧吹きもして保護してやります
  • 3月のお彼岸頃には根も安定して動き始める頃になりますので薄い1000倍ほどの液肥の灌水も可能かと思います
  • 4月中旬頃には葉芽が動き出しますから今着いてるつぼみを搔きとって新芽の伸張を助けてやります

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改作そして道具

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昨日の温かさから急な冷え込みで粉雪まで舞う気温も5度そんな天気でしたので室内作業でした

昨日の続き・・切り口の改作(20生の畑苗)

昨日作業の最終の姿です

普賢の月7

今日の↑の枝抜きと切り口の改作後の姿

普賢の月4

使った道具

左から切り出しナイフ又枝切りハサミと丸こぶ切りハサミ

道具

まるこぶハサミ使って赤線の枯れ枝の切除

普賢の月1

切り口は切り出しナイフで形成層の面取り

普賢の月2

傷口に塗る保護剤の色々

傷薬

あったら便利な酸度検定用具

ミヤマキリシマの良好な生育PHは5.5位の強酸性だそうです

酸度検定

 

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植替え

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古枝挿木苗を植える軽石の穴ほがしです

最初はドリルで穴をあける楽に加工しやすいです

軽石1

後はマイナスドライバーなどで簡単に穴掘りが出来ます

軽石2

8年生の3~4年植替え無しのポット苗ですがちょっといじけてますが根元を洗い出しの小品用の苗木です

藤小町1

文人風の小さい鉢に納めたいので枝数を減らしてます

藤小町2

そして将来はさらに右側のような鉢にしたいので赤線で剪定して斜幹か吹流しに洒落てみたいと思います

藤小町3

これは一昨年の3月切り込みですが1年目の昨年に植替えをしてなかった20年生の紫花の普賢の月です

普賢の月2

昨年発根したヒゲ根や綿根がヤッパリ傷んで少なくなってます強剪定や根洗いしてたのは必ず1年目に植替え鉢上げした方が傷みはないようです。根張の見えるとこまで洗い出してます。

普賢の月3

今日も時間切れで鉢替えまで出来なかったので、明日まで当店ではこのように水に漬けないでたっぷり水を含ませた濡れタオルで包んで保護してます。

普賢の月5

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お願い

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一気に気温が上がりまるで春そんな錯覚さえ覚えた今日でしたが、みなさんの地方もそうだったのかなと推察してます。つきましては今回ご自慢のミヤマキリシマの鉢物や盆栽そしてお庭のミヤマキリシマなどの写真を募集してます。

それにこんなものも記事にして欲しいなどのご意見も合わせて募集してます。

連絡先は下記当店のメールアドレスまでお願い申し上げます

   miyamaland@shimabara.jp

 

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挿し穂の話

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昨日の乙女の祈りです

乙女の祈り2

↑の剪定した枝を挿し穂として使うのですが、このように花芽(ツボミ)がたくさん着いてますから挿し穂にする時は取り除きます。

挿し穂1

そしてなるべく小さめのポットに挿し木してますが挿し木用土はこのように大小の鹿沼土とボラ石の混合土、今日のは半半の割合でした。

挿し穂2

  • ポットのサイズは2寸5分(7センチ)このサイズが一番いいようです
  • 切り口は発根剤に浸してます
  • 挿し木用土にはこのようにして十分に水を吸わせてます
  • 最後は蒸散抑制剤の霧吹き散布してます

ただこれだけでかなりの確率で発根してくれますが、今年は挿し木にも微生物資材も灌水してみようかな、なんて考えてますがこれはあくまでテストなんです。

用土に十分な水を吸わせてますから重くなった用土がしっかり挿し穂を固定してくれます(挿し穂が動くと発根が阻害されますからなんです)

店主が思う挿し穂の話 品種ものはなるべく古い木の枝を使う↑の挿し穂は15年生木からの挿し穂なんですが、普通生産者は若苗3年生ぐらいの太くて元気のいい新梢を使います。それは大量の元気な挿し穂が採れるからです。この繰り返しをしてますと結果、品種の特性が薄れてしまうそんな事が起こってます。なので店主はなるべく挿し穂の本数は採れませんがなるべく品種の古い木からを心がけてます。

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乙女の祈り苗の根洗いの続き

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乙女の祈り3

ピンクの二季咲きの乙女の祈りですが昨日の続きの作業になります。

乙女の祈り1太幹の小品盆栽が目的ですから仕上げ鉢に納まるように根元の根はなるべく短く剪定してますし根を詰めてる分、枝数も減らしてます。

乙女の祈り2

↑枝抜きした古枝はそのまま挿し穂に使います

これは4号鉢ですだから根元は3号鉢ぐらいになってます

乙女の祈り3

そして実際にはこの鉢は5号鉢なんですそれはこれだけ切り詰めてますから最初は急激な乾燥を防ぐために用土を多く使い乾燥を防ぐためなんです

乙女の祈り4

そして深植えもしてますそれは鉢の用土の湿度を保つためです。それと根元・根際の用土は小粒を使ってます。活着したら嵩上げして植え替える時に掻き落とししやすいようにとの用意です

乙女の祈り5

最後は安心安全を期するためにミズゴケで被覆してます、枝に赤線引いてますが4月の芽が出る前に剪定してやります、剪定した切り口の下に小枝を増やしてやるためです。太くしてやりたい枝はそのまま伸ばしてやってます。

乙女の祈り6

最後はヤッパリ蒸散抑制剤のグリンナー散布で乾燥を防ぐのと防寒の助けになります。

今日はここまで

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ポット苗の植替え

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懸崖7

先だって紹介してた石付けの懸崖の鉢が昨日お嫁に行きましたが、仕立て中の見本がなくなってお店での説明に困るので早速製作の準備なんです。そこで軽石の側にあった適当なものです

軽石2

なんとも絵にならない軽石なんですがちょっと見方変えて起こしてみました

軽石

これだったらちょっとは絵になるかなそして植えつけるミヤマキリシマの苗木を探すのに迷ってます。また8年生の畑苗を使うかポット苗使うか悩ましいところですが明日から見つけます

もう今年は植替えして仕立て直しをしなくては、そんな15年生のポット苗です。

乙女の祈り1

8年生の畑苗を切り込み裸にしてポットに植えたままで7~8年そのまま肥料もやらず潅水も乾いたらやるといった上体で苛めてました。昨年ずいぶんと根詰り状態で弱ってましたから丈を詰めて微生物資材の夢の300倍希釈水を数回灌水してたら元気を取り戻してました。ピンクの二季咲で乙女の祈りです。根元を少し水圧かけた水道水で洗ってます。が根張りがありません

乙女の祈り2

そして鉢土をここまで落としても少ない、支える根がないから模様木には無理みたいですでも何とか吹流しか半懸崖仕立てには向くかなと、畑苗の10年生を昨年根洗い済みしてたのと比較してます。

乙女の祈り3

今の時期は送りの作業が多くてなかなか鉢上げが遅れてます。でも皆さんはこんな作業は3月のお彼岸頃が一番確実だと思いますからその時の目安にしてくださいね。

今日の作業はここまででした、これも明日鉢上げします。

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畑苗を小品盆栽用の新木へ

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の時期は畑苗挿し木から5年程度のを、ポット植えにして送ってますが、この3月のお彼岸頃に矢印の右のポット苗みたいに枝抜き剪定してやります。

ポット苗

その時の枝をポットに2~3年経った古枝を、ポットに1本ずつ直接挿し木してたものです。鹿沼土とボラ石の混合土に挿し木してます。鉢上げ植替えには根洗いなどは不要ですから植え痛みなどがなく簡単です。多くの品種を揃えたい方はご利用下さい。通信販売でお買い求めが出来ます。

挿し木苗

幹だけの模様に一昨年強剪定してた20年生の片根張りの瑞紅でしたから、半懸崖仕立て中なんですが、もう今年の葉張りは倍に広がり完成に一歩近づきます。

瑞紅

雲仙の自生地での開花したときの様子ですが、このような樹形が鉢の上にキット見られます。

雲仙7

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ミヤマには似合う懸崖とか半懸崖それや吹き流し

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最近多いのが、懸崖向きの鉢物や苗木の問い合わせが多いですね。意外とそれらは場所を取りますから作るのが少ない。小品やミニ向きが多いんです。でも過酷な環境で育つミヤマキリシマのイメージには崖にも植わり崖から下がってる見える風景が必死に生きるそんなミヤマキリシマの姿に感動があるんでしょうね。小さくても木肌を見れば分かりますこれでも新梢の1本の挿し芽から8年生の真っ赤な剣弁の普賢の星です。

普賢の星

そして濃い紫の花ですが若い時は枝打ちが四方八方に伸びて荒いイメージがありますが、これは15年生このくらなりますと枝も太く短く荒伸びはなくなり男性的な樹形になります深山の裾濃です。あと2年もすると傘さしたようないい樹冠になります。

ミヤマの裾濃2

そして昨年咲き分けの夢絞りの8年生畑苗を株立ちでしたが、根元が面白いので切り詰めて半懸崖に仕立て中です。

夢絞り1

これも夢絞りですが細くても15年生の空き流しそれとも斜幹ですが幹にはやっぱり風格がある味愛があります。この品種は年に二回咲きますから、秋に咲いた花ガラがまだついてますし絞り咲きに白花とピンクの花の咲き分けです。

夢絞り2

そしてまだ少なくて当店の登録のお客様だけにしか配布出来ないそんな挿し木苗の品種が「玖珠のかがり火」

玖珠のかがり火2

そして「日の出」

日の出

そして「おちょぼ」

おちょぼ

みんな小品盆栽向きの小輪です

 

 

最後までご覧いただきありれがとうございます

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