大丈夫でしょうか??そんなお問い合わせに

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昨日からの続きで改訂版になります

一昨日は九州のお電話方と、そして昨日は愛知県からメールにて栽培上の管理の仕方などのお問い合わせがありました。共に葉が黄色になってってきた。そんなご相談でした。

お客様のメールには

3月に購入5月に植え替えしたが苗木の葉っぱが最近黄色くなって来ました。

・置場所:南東

・日当たり:6時間・

・散水:朝1回、夕方霧吹き、たまに夕方も散水

・肥料:ハイポネックス500倍を10日に1回

・薬:オルトラン粒1ヶ月に1回スミチオン1000倍1ヶ月に1回です

検証

置き場所や日当たりはさして問題なし見受けられますね

灌水時間も気温や地温も低い時間帯ですからいいみたいです

肥料・・・500倍のハイポネックス液肥の灌水でしょうか、こんな高濃度では当店では経験ありませんが、これには植替え直後とかはまずいでしょうね、当店では植替え10日後1000倍の液肥の葉面散布を日が落ちてからや曇りの日に行ってます。根が肥料焼け起こしてませんかね。これは当店の裏ある苗木の仮植え場なんですがっちが乾燥してるのが分かりますかね、それと葉の元気な様子見て下さい。

販売用の5年生ポット苗も日中の用土は乾いてます

今月初めに植え替えてました

これも乾いてます

一番管理に楽な鉢植えの仕方

どれだけ大量の灌水をしても盛り土した用土に水がたまらない便利さがありますし灌水怠った時にも用土が多い分カラカラになりにくいそんな利点があり空気の出入りやすい盛り土のおかげで長期間の植替えの手間が省けるそんな便利さもあります。

灌水した時に鉢の底から流れる水温水になってませんかね、用土に水・・・・常時ジュクジュクの用土では夏のこの日差しの暑さでは鉢も高温になり用土に含まれる水は時としてお湯になってるそんな事が起きます。これが用土を乾かすひとつの意味にもなりますし空気の層は断熱効果をも生み出してるとも考えられます。山の自生地もガラガラの石山が用土の下にはあると推察してます。し空気はそれなりに湿度を含んでますので水がない自生地ではこの湿気を吸ってるのかもしれません。

つづきです 

お便りいただいたご登録878のお客さまへのお詫びです

確かに差し上げてる当店の「育て方」にはこのように記載されてました。恥ずかしい限りです。お詫び申し上げます。平成13年頃作成したのですが当時は黒ボクの用土でした。今の用土になってから10年環境という気候もずいぶんと変わってきたのにここの部分の改訂をおこなってませんでした。

頂いた苗木の近影をうまく取り込めませんので見た感じで申し上げますと根の痛みにこの日差しの暑さによってだと思われますので半陰の涼しいところへ1週間ほど移動とメネデールの葉面散布を(メーカーさん推奨)して見て下さい。

4月18日挿し木の発根状態です。発根剤使わなかったので6割ぐらいですかね肥料の葉面散布してみます。

 

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お問い合わせのその2

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前回こんな予告の挿し木ポット苗植替えのお話してました。これは直売所で小品盆栽用の300円売りの古枝挿し木苗です。

そしてこれが今回植替えをご紹介する昨年春に2年枝を挿し木してた苗木を秋10月植替えしてた苗木です。当店で800円の苗木です。この植替えはどうしたらいいのっての相談でした。

他店で新品種として発売された4年生ポット苗から剪定して挿し木してました「玖珠のかがり火」と言う品種です、もうひとつは古くからある乳白色の八重咲きの「深山の宴」これは育てるのにちょっとコッがそれは植替えま時あまり根をいじらない!!変わり物はヤッパリ偏屈です。ただ挿し木してやると意外に簡単に挿し木が出来ます。

まず「玖珠のかがり火」から・・・あっ取り違えてましたこれも他店の新品種として発売されてた花色が似てる「日の出」・・・品種が違いますが同じくらいの生育してますからご勘弁をお願いします。

発根状態です、そしてすべて栽培用土に直接挿し木してた苗木ですからそのまま同じ栽培用土を足すだけでいいのですが化粧鉢にあげられるとの事で少し用土を取り除いてます。

新しい用土にも発根してました

そして根上がり作る時はそのまま使いますが周りの根をハサミで切り詰めてます。

化粧鉢ですので固定する針金を用意します

そして二つの用土です

そして

このように少し嵩上げして植えてます

小品ですから小粒を用土として使ってます

若枝を挿し穂に使ってましたので枝が混んでましたので石を挟んで広げてます。このままで終わりなんですが活着するまでミズゴケを敷き保護してます。

もうひとつの深山の宴も同じく

当店では苗木の固定には簡単に取り外しができる麻紐を使ってます。そして作業後は必ず植え痛み防止にも蒸散抑制剤のグリンナー散布を欠かしません。

最後の仕上げと・・・・間違った玖珠のかがり火と日の出の比較もご覧下さい、花色は似てますが葉の形や大きさが違いますね。

 

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お買い上げお客様の問い合わせへのお答えです

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今の時期にこんなに状態だそうです

完全に根になんらかな障害が発生してる状態みたいです。

最初は用土の水ハケが良いか悪いを疑うのですが??

何かそんな兆候はないのですが、用土の鹿沼土と黒っぽい腐葉土みたいのがまじってますし園芸店などで売ってる培養土でしょうか、・・・気になるのが若しかして用土が中性化してるのかそれはミヤマキリシマは酸性土で育つから中性土アルカリ化されると育ちません。もうひとつが白いのが化成肥料だったら量が多すぎます・・・根の肥料焼けで壊死してる・・そんな事が考えられます。ただ枝に緑の色が見られますので緊急の根洗いをお勧めいたします。

その根洗いは季節外れの植替え時は普通こんな状態の時行います同じ品種の同級生ですが左の苗が弱ってます。

よくよく根元見てるとその左のポットには矢印の先にゼニゴケが育ってます。水排の悪い証拠です。大事な吸収根も黒く壊死してます。

鉢土をほぐしてみますが・・・用土もジュクジュク状態

水道水圧で洗ってます

黒くなって壊死してる根から剪定してますが

生きてる根でも絡んでる根は剪定して、中粒の鹿沼土とボラ土の混合土敷き軽く周りも同じ用土

上部は小粒の鹿沼土が混じった用土で根元の根の中まですき込んでやります。

灌水してしっかり用土が絞まったら麻ひもしっかり動かないように鉢に固定してやってます。見かけは悪いですが木を痛めなくて日が経つと腐れて取れるその時が外す目安です。

作業の後は必ず蒸散抑制剤のグリンナー散布で保護してます、この作業終わったら一週間日陰に置いてやり雨の日か曇りの日に明るい日向の置き場に移します。

次回はこんな挿し木苗の植替えの話です

そしてポット苗でお買い上げのお客様向けの簡単な仮植えの仕方

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挿し木を勧める訳

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皆さん・・・店主が年中このブログでミヤマキリシマの挿し木をなぜ勧めるのか??

この直売所で出会う人達が異口同音に「ミヤマは枯れる」そう言います。そう言う方々のミヤマキリシマの出所を聞くと意外に皆さん自生地の開花時期に山で買ってる。生まれも育ちも皆さんお住まいのところの平地より開花時期も半月以上遅いそんな違いがあります、ずいぶんとかけ離れた高地なんですよね。生まれが・・育ちが・・・・環境が違うと言う事がミヤマキリシマにはきっときっとすごいストレスなんでしょう。当店の直売所は海抜20メートルです1000メートル以上に自生してるミヤマキリシマにはとても住めませんが、ここで挿し木して生まれた苗木はほとんど皆さんのお住まいの環境的とは同じで大丈夫だと思います。が、なおストレスのない苗木を作るために挿し木をお勧めしてるんです。

そんな当店で作ってる挿し木苗

海抜0メートルそんな海辺の挿し木の置き場昨夕撮ったものです

この挿し木してた日付の拡大写真まだ2週間なのにこの表土乾きって信じられますか。

これは昨年の挿し木苗

ポットから抜いてみた

早い植替えが必要だったのに今・・・慌てて植え替えてます

ここまで用土ごとハサミで切り落としてます

ただこれだけで植替え終了、簡単でしょう。何故か・・・それは挿し木用土と植替え用土が同じなんです。

ミヤマキリシマの花芽形成は7~8月なんですが、こんなに小さい苗木なのにもうこんな花芽が形成されつつあるのも・・・・

慣れると簡単です、皆さんもどうぞお試し下さいね。

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梅雨挿しの適期です

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毎日昨年の挿し木苗の植替えですが、今年の挿し木もしなければならない、直売店ですからお客様のお相手でつい忘れてる、そんな段取りの悪い事でお恥ずかしい話なんです。

昨年春の挿し木苗にこんなに草が生えてしまって・・・

上のような苗木をお恥ずかしい話ですが昨日した遅まきの植替え

昨年秋に植え替えてたのはもうこんなになってるんですよ

そしてポット苗1本から剪定して先月の6月19日に挿し木してたもの今日挿し木した時1回目のグリンナーの散布してましたが今日が2回目を散布しました、まだ一本も枯れてません。今年は発根剤使わないで挿し木しますので様子みてます。

その蒸散抑制剤のグリンナーがこれメーカーさんの推薦の5倍液散布の間隔は1週間から10日が推奨です。これで水分の蒸発を4分の3カット出来るそうです。なので今年は発根剤処理はしてませんミヤマキリシマの自力に頑張ってもらいます。

挿し穂を採ってるポット苗です。苗木の品種や採穂の状態でも違いますが5本~20本は採れますから面白いです。

当店の挿し木用土と植替え用土は同じ物ですから、根洗いしなくていいそんな植替えは年中出来て楽で失敗が少ないと思います。

 

 

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鉢植えの草取り

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夜には雨が降り日中はこんな曇天空中湿度も満タンむしむししてますそんな昨日と今日は鉢物の草取りしてました、4~5日前ハイポネックス1000倍と微生物資材の300倍混合の肥料を噴霧器で葉面散布してましたから草も元気になってます。ピンセットでは追いつかないそんな大きさになってましたから鉢から抜いて草取りしてますがこれがピンセットと指先で意外に楽に草取りができてます。

鉢底ですが白い根が草の根なんです、剥がすようにしてやると簡単に除草できました。

これもそうなんですかが外側の覆ったミヤマキリシマの根もミカンの皮をむくように厚く剥がしてやり新しい用土を足してやりました。

ただどれの鉢底もネットの部分には草の根それにミヤマキリシマの根すらないこれはどうしてでしょう、皆さんの鉢底も見比べてみて下さい。

これは草の繁茂がすごくてとうとうここまで用土を落としてしまいましたので根ほときして植え替えしてやります。

これも根もとの根張りまでスミレの根がすごかったので全部洗い出してしまいました

植替え直後は根張りまで被覆して急激な乾燥を防いでますから、活着してから根張りのとこまで徐々に掻き出してやります。

植替えで根張りを助ける役目の植替え用の表土の鹿沼土とボラ土の混合比はボラ土が大目です。

試験的に発根剤を使わない挿し木用土鹿沼土の混合比が多い用土を試してます。

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盆景が簡単に出来るやり方

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当店での見本としての盆景がありましたが、どうしてもと言う話でお嫁に行きまして写真では伝えきれないものですから、急遽製作その過程ですが簡単ですからお試し下さい。

排水のいいように大粒のボラ土と多少の中粒混ぜてます

次に栽培用土の中粒の混合土を盛ってます

小さい苗木からが一番なんですが、早くそれらしい見本が欲しいので少し多株の2年物の苗木を使ってます。

作りながらイメージを膨らませるのも楽しい事です

反対側です、イメージを変えてます

いつもならケト土使って仕上げをするんですが、今回は持ち込んだミズゴケを張って土留して被覆してます。

落ち着くまで半陰で1週間ほど養生してやりたいと思います。まずやる事は灌水後幹葉が乾いてからは蒸散抑制剤のグリンナー散布してやります。このやり方が灌水の量が多い少ないの失敗がない育て方のひとつです。

 

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品種の系統

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九州の1000メートル以上の山に育ってると言われるミヤマキリシマですが、普通おおまかに九重系のミヤマキリシマと雲仙系ミヤマキリシマに分かれます。山の地形やそれに伴う気候の違いで性質がちょっとずつ違ってます。

これは九重系の挿し木7年生の由布絞りです。

特徴は横に枝がよく広がる開張性といいますが葉張りも素晴らしく作りやすい樹形です。難点は枝が頑丈な太さになりやすくコケ順が若木の時は苦労します。用は幹と枝の太さがそんなに違いがない小品やミニ盆栽にする時は葉張りでごまかす事になり冬場の枝ばかりの裸の姿は今一です。ただ樹齢重ねて太幹になってから幹だけになるように剪定しなおして芽吹きさせた枝を使うとコケ順は解消されます。幹に対す枝の太さを比べて見て下さいね。それと強い切り込みには芽吹きはいいがいったいに弱いから強剪定は避けたほうがいいと思います。その反対が雲仙系のミヤマキリシマです、性質は若木の時は上伸性ですが古木になると開張性はまったく九重系と一緒どこがまた違うかといえば枝が細いと言う事です。ミニや小品盆栽に向いてますし強剪定に強いそんな違いがあります。見本の写真がありませんでしたので別の機会に紹介いたします。枝が細い分枝先が下垂しやすくて吹流しや半懸崖そして懸崖にはとても作りやすい品種が多いと思います。とにかく剪定した枝は挿し木して下さい。

挿し木したら灌水後のいつも蒸散抑制剤のグリンナーの霧吹き散布が有効です。剪定の切り口にもグリンナーが切り口の保護してくれてなお芽吹きもいいようです。これらの苗木がミニや石付けの材料に一番いいようです。このポット挿しの用土は今回は鹿沼土とボラ土との混合土にちょっと深めに挿し木してます。この挿し木の仕方が四方に伸びて根張りがキレイに作れる利点がありますから挑戦してみて下さい。

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根詰まりが早いミヤマキリシマ

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植物は根の伸長が止まると生育がストップすると思ってます。植替えして2年そんな時に起こる事が多いそんなお客様の声を聞く事が多い事です。5年生のミヤマキリシマが突然樹勢が弱ったミヤマキリシマの鉢土を洗ってみました。

植替えの準備ですが根の多い事がお分かりでしょうか。吸収根の綿のような塊の多さを・・・・これが大事なんですか多すぎるとまたこれが害になります。排水が悪くなって空気が通らない・・ここから成長が止まります。

排水が悪くなると吸収根も無くなってしまってる根です。大きな根も黒くなって壊死してます。

この植替え時にはこの大事な綿根を取り去って新しい綿根を出させるために、糸の太さの根になるまで綿根をスゴいてここまで根を剪定してます。

これで植替えた姿ですが新しい根が発根してからは用土が乾いてから灌水その癖を作る事が大事なんです。

活着するまでは蒸散抑制剤のグリンナー散布をお勧めします

 

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今の時期は軽い剪定にするといいです

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剪定の見本に右側の枝は先月の末に剪定してましたのにはもう芽が伸び始めてます。今からこんな剪定しても芽吹きが悪くなりますから左側のは細い枝だけの剪定しか出来ません。

この位の剪定で抑えます、小品盆栽に仕上げる時はラベルまいてる枝は根元から来春枝抜きします。今年は幹を太らすためだけに頑張ってもらいます。

小品用で左端のような軽い剪定で1ヶ月後や2ヵ月後は右端のような樹冠に仕上げるのが目的です。真ん中の立ち性のミヤマキリシマですが成長が早い品種です今の時期は枝抜きしただけ右端のは開張性の強い品種ですがどれも5~6年生の品種互いですがこんなに性質が違います。花だけ見て選ぶとこんな事になります。派手な花色にかぎって木性は粗いのが多いみたいです。あえてここでは品種を隠してます。

品種でこんなに違う木性の違いその一

品種でこんなに違う木性の違いその二

挿し木する時の挿し穂が若いか歳取ってるかでも違いがでます

小品盆栽向きの挿し穂です。10年以上経った枝先の古枝でしなやかな曲りがあるもの・・・

左が挿し木から5年それをそのままこのポットで後3~5年育てると右のこのような根張りもった苗木になります。

 

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