樹形の大小

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いつもなら、2月3月の仕事にしてる畑苗の根洗いしての新木作りそして鉢上げ作業を今の時期になっても未だにしてるんですが、これは瑞紅の10年生苗でした。枝抜きするだけで丁度いいかなそう思って剪定して植えてましたが、こうして写真に撮ってみると、幹の太さと枝のつりあいのコケ順が粗くて、より短期間に仕上げたいのでそのために小さく締め込むためには赤線の所で剪定しようと思ってます。広い地所では小さいと思っててもこうして写真に撮ってみるとわかりやすいですね。

瑞紅の品種が出たので昨日の話の続きに成りますがこの瑞紅の枝替わりから出た品種がありました。それは真っ赤な小輪で剣弁の「普賢の星」と言うのがありますが、たまに瑞紅の枝が混じって派生してることがあります。その結果咲き分けなんです。ホントに自然って面白いです。昨日の藤重も一緒です。よく似てますが花弁の違いで右の矢印のポット苗が藤重(ふじがさね)なんです。

ただ未だに、この一重の方には名前がついてなくて藤重の一重と呼ばれてますが、そのうち区別するために新しい名前がつけられるのかも知れません。最近の新しいのでは「由布絞り」から出た紫花を「由布紫」と言う名前がついてます。そうそう咲き分けのの「夢絞り」からピンクの花のが「乙女の祈り」と命名されてます。絞りの花が多かったのに白花も多くなりピンクの花も出るようになって最近では当店では咲き分けの品種として紹介してます。最近新しい品種集める人が多くなり品種が増えてるようです。5~60年前の昔は個人では採取できない天然記念物でしたから九重系統は九州農業試験所、雲仙系は長崎県農業試験所など公的研究を兼ねて自然の選抜育種と言う形でしたが、今は個人でおこなう人工交配種のが新品種として出てきてるようです。

 

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こんな不思議ってありませんか

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確かにこれは、この品種は藤重(ふじがさね)だったのにと思うのが他店から導入したのにありました。そんな事思ったことがありませんか。木の性質は確かに藤重ですが、花が咲いてみると咲き方が紫の重咲のはずなのに一重の花です。最近時々見かける事があります。

そんなのに似たのに、もうひとつ「天女の舞」があります、ピンクの優しい重咲ですが、一重の花が咲くのがあります。当店では花の咲き方が一重でも木の性質が天女の舞と一緒な枝が天女の羽衣がたなびくように軽やかに波うってますのでほとんど一緒ただ花の咲き方が違うので、これは区別して「天女」(てんにょ)として取り扱ってます。

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大きさの違い(業務連絡)

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ミヤマランドご登録番号880様へのご案内

生産現場でも数少なくなってる品種のひとつ「普賢の月」です

同じ普賢の月ですが左から挿し木から6年生真ん中のが10年生右端が畑で育ってたおそらく30年以上の根洗い済みです。

植替えの植え傷み防止や剪定後の小さい切り口に皮膜を作ってくれる優れものです。いつも手元に置きたい・・・置いてる蒸散抑制剤のグリンナーです。

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裸の木肌からの芽吹きの楽しみ

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今日は晴天で仕事がはかどることが請け合いですが、この直射日光が当たったらいけない仕事は屋内でやることそれは根解きした時の植替えです。

幹だけになってるのも、グリンナーの霧吹き散布で保護してやります。と・・5月下旬もしくは6月上旬にはここまて芽吹きます。

最初は木肌に赤いもしくは緑のポツンとした芽が出てそれがずんずん膨らんで伸びて葉を広げてまた伸びてを見てると何ともいえない高揚感があります。皆さんもお楽しみくださいね。

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大・・中・・小の新木仕立て

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今日も一日中雨・・植替え・・鉢上げ・・・挿し木三昧の日でしたが、たまたま樹形が模様木大小がありましたのでその紹介です

鉢上げしてから植替えしてない3年目の夢絞りです。その大のサイズの夢絞りですが木肌の色はくすんでます。根の環境が悪い証拠です、改善されますときれいな肌色にもどります。

普通の小品盆栽用新木これでも7~8年以上の畑苗からの枝抜き、模様木に切り出した苗木です。

同じ年数の苗からでも極わずかしか出来ないミニ盆栽用の新木

ミニ盆栽用に切り出してますが、急激な用土の乾燥を防ぐために大き目のポットに鉢上げしてます。

 

どうしようも無いほど腰高の畑苗、こんなに小さく切り込んでも腰高なのは悩む畑苗

10年近くの苗木ですが、ここからまた芽吹かせて仕立て直しに向かっての肥培が待ってます。

どのように変わって行くかは、それが楽しみのひとつでもありますが小まめな植え替えが待ってます。

 

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業務連絡兼ねてのご紹介

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お問い合わせの件でのご紹介したい「普賢の月」です。花芽も着いてます。

昨年のリプレイになります

昨年5月4日剪定してた前後の姿です。剪定後は必ず保護剤のグリンナー散布して保護してます。効果は傷みも少なくて芽吹きもいいようです。

剪定前

違う同年数の鉢上げだった「普賢の月」の昨年の4月27日の開花写真です

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ミヤマキリシマの植替えはこまめに

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頂部枝先からの弱ったり枯れが見られる時は根の障害が疑いましょう、特に根洗い鉢上げした翌年には必ず春に植え替えます。それを怠ったのが今日紹介してるこのミヤマキリシマです。それも今年はすでに3年目です、切断前の写真を撮りそこなってましたが幹も模様木姿してたんでこの倍以上の丈がありましたが枯れの部分をここまで切断してます。

生きてる近くまでノコで引いて、矢印の生きてるところまでマルコブでえぐって仕上げに、切り出しナイフで形成層が見えるまで面取りしてます。たくさんの枝では肉まきが遅いので、このように枝数を減らして勢いのある枝を残して形成層の肉まきを助けてやります。

ミヤマキリシマは綿毛みたいな根が多く出ますからホントによく根詰まりしやすくなります。根の再生がしやすいように微生物資材の300倍の水溶液をしっかり用土に浸みこませてます。

一昨日の深山貴公子ですが鉢上げしました。ミヤマキリシマでは大輪の部類の花ですからちょっと大振りに仕立てます。

 

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おもしろい変木仕立で遊んでみました

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今日はどんよりした曇り空直射日光がささないので植替えなどにはいい日よりでしたし夕方には霧もかかり最高でした。

 

昨年に畑苗を堀上げてた畑苗その時の売れ残りを畑に戻さずに、店舗の裏に仮植えしてた苗ですが木肌の色合いがすべすべできれいな飴色になってます。

この苗木は10年以上経ってますが5~6年生の時一度移植されてた形跡があります。それは左に見える跳ね上がった根なんです、本来なら切除したい根ですがこれを活かした植え方にしてみました。

 

植替え用土は水をタップリ吸わせた状態で使うのが失敗がないのですが、時間がない時は植え替えた後で容器に水を張りこのような腰水させて用土にタップリ水を含ませてみてください。

粗い用土を使ってますから水捌けがよすぎて用土の乾きが早くて植替え直後の水切れを防ぐ意味があります、新しい根が出来るまで急激な用土の乾きは禁物です。

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予防に殺虫剤の散布

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今日は一日中雨・・・こんな日は植替え・鉢上げそして挿し木日和でもあります。タマゴが先か鶏が先かの話ではありませんが真っ赤な花の「瑞紅」の畑苗を根洗い・鉢上げしました。

同じ10年生の苗木を根洗い鉢上げしてますが、お土産苗が大きくなったものですから姿形も幹の太さもバラバラです。前列の左端のに穴が開いてます。いわゆる俗にテッポウムシの食害。

鉢上げ前の姿ですが矢印の所に穴が直径が5~6ミリあります。

昨年と一昨年にカミキリムシの被害の事を記事にしてました。

 

このカミキリムたちに卵を産みつけられての食害の後です。新葉が開いてくると先ず梅雨時のモチ病や一番被害の多いのはツツジグンバイムシの害です。なってからは遅いですから予防に殺虫剤と殺菌剤の散布をしてて下さい。毎月一回程度が目安ですが上のカミキリムシも6月ころから出てきますが見つけたら捕殺秋口に木屑が出てるのを見たら、その穴に当店ではスミチオン乳剤の原液を注射器で穴に注入して口を塞いでます。昔はダイシストン粒剤を鉢に蒔いてましたが今は製中止になってますからオルトランでもいいかと思います。とにかく予防で散布して下さい。

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上根利用で挽き割りで増やす

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挿し木するより手間が省ける苗木作りには、畑の多くの枝が出てるとこまで土寄せしてやるとこんな感じに発根してます。赤線は本来の根元です。

切り分けた発根済みの苗木

枝透かし剪定したのを移植できました。矢印のが本体なんですが幹の太りは少ないですよ。

枝透かしをしたのを挿し木しますが、ミニ盆栽用の苗木を作りたいので挿し木前に赤線までの枝を剪定して(真っ直ぐに伸びてる枝)やってます。

 

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