新石付けの仕上げ

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今日は昨日と打って変わって冷え込みました。もうお彼岸も近づきやる事が多すぎて気は焦るばかりでブログの記事も遅れてます、申し訳ありません。昨日の続きです。

手前のがポットから抜いたのが植え込む苗木です。花芽は着いてませんが、なにより花芽がないぶん新梢が早く出て枝数も多くなり、この夏には花芽が着き丁度いい大きさになりますので細く小さいのを選びました。

植える場所を作るためにケト土で壁を作ってます

そして、この嵩上げしたところに苗木を植えてます。

裏の上から見たところですが枝が直線的なので1ミリのアルミ線で曲を作って自然らしさの表現と曲げるという刺激で途中の枝にも芽吹きもよくなります。

用土の中に根が伸びるまで極度の乾燥を防ぐために、水をためた容器で養生しますが浅いところにオーバーフロー用の穴を開けてます。

 

 

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新石付けの方法

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岩場に生えてるミヤマキリシマを、石付けにイメージするために先日作った軽石の組み合わせを使って表現そんな準備です。

ボラ石の大粒と栽培用土の中粒とケト土

まず仕立て鉢に5号の浅鉢に大粒のボラ石を使って風情のある角度を決めて基礎を作ってます。

栽培用土でミヤマキリシマを植え込む軽石をシッカリ締めこんで固定してやってます。

二つの軽石の間の空間を鉢代わりにするために軟らかめにしたケト土で囲い込みしますが軽石の安定感を出すために根元にもこのように

ケト土で容器を作りますが、先にこの軟らかく作ったケト土にコケを張ってやりますが、しっかりケト土になじませるように植えてやります。

ケト土が固まるのを待って灌水してやりますが、これは明日になります。それはケト土をコケが植えやすいように水を加えて軟らかしてますから灌水するとケト土が溶け出すからです。明日になると固まりますからコケへの灌水は明日です。植え込む苗木は右の小さくても風情のある方を使いたいと思います。

ケト土が固まる明日がミヤマキリシマの植え込みになります。

なるべく細い枝や屈曲のある古枝挿し木苗が早く仕上がります

 

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古枝挿し木苗の使い方

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今日は日曜日、暦も「啓蟄」虫も動きだすならミヤマキリシマの根も動き出すそんな季節になりました。皆さんも植替えの準備出来てますか。生憎の雨空になりましたので好評の石付が似合うそんなミヤマキリシマのミニ盆栽用の苗木の発送準備もしてます。ここのは20品種。落葉してて、なんとも頼りない細く小さい苗木ですが今年の夏には倍の葉張りに今は蕾もない状態ですが、今植替えしてやると今年の夏には花の蕾がしっかり出来てますから若しかして秋には間違って咲くのもあるかもしれません。

自生地で見かけるこんな大きな溶岩の石の割れ目に必死に生えてる貴重なミヤマキリシマ

こんな表現する岩に見立てる材料に加工がしやすい軽石を使って作ってます。軽石に穴を刳るより用土の量が多く入りますので生育は早いです。

今日軽石を組み合わせて使って作った植え込みする材料です。

自分で増やした古枝挿し木苗お持ちの方も試してみたらいかがでしょう

 

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実生の楽しみその2

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昨日の続きです。ミヤマキリシマの実生を実践されてる長崎市にお住まいの愛好家さんから写真と一緒に送られて来たA4の用紙びっしりに書き添えられた写真の説明書です。これを元に写真の説明をさせてもらってます。

実生1年目(昨年の3月下旬頃に種まきしてます)ちょっと見にくいので矢印つけましたがかたまって発芽してるようです。用土は硬質鹿沼土の単用で蒔かれたそうです。

移植されてる3~4年生だそうです。お話としては1年も2年もあまり変わらない大きさで3年目ぐらいから大きくなっていく様な気がしますとのコメントがありました。

 

↑の実生苗アップ写真

実生苗4~5年生だそうです

根の形が面白いのをアップしてるそうですか実生苗のいいところは根元の立ち上がりに曲が出来やすい・作りやすいそんなとこに魅力があるんでしょうね。

小品盆栽に仕上げていい具合のには、4寸の鉢です。こんな樹幹に、いい味合ですねそんな風情をもったのはもう最高です

 

 

自然風景作るような移植されてこのまま盆景に仕上げても面白いかと思います。

  • 実生苗ですから花色が花の形花の大きさおそらく全部違います
  • 盛土して移植されてますから排水がいいので根の環境にも最適
  • 立体的に植えられてるので、それぞれの木性や枝打ちが観察が出来て、もし今までにない優秀な花などだったら品種として命名することも出来る楽しみも出来てきます。この移植養成の仕方は素晴らしいと思います。

 

花のないミヤマキリシマばかりなんでと梅の小品盆栽がオマケに入ってました。花時には、これら紹介させてもらった実生のミヤマキリシマその花々の投稿をまたお願いしたいと思います。

まだまだ、たくさんの写真の提供またそれぞれの説明の詳しい資料をいただいてますが、これらを又精査させて頂き増補と言う形にさせていただきます。今回は実生の魅力はと言う紹介にさせていただいてます。何がいいとかでなくてその土地・環境での有効な育て方があります、皆さんも皆さんの気候風土に合った育て方を見つけて下さい。それらはそこで種を蒔き挿し木をしたのがいちばんいいミヤマキリシマが育つかと思ってます。

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実性の楽しみ その1

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とうとうと言うか、いつの間にかもう春3月に突入で色んな作業が始まる季節になりました。じつは昨年から愛知県の女性愛好家さん2人から偶然にも実性がしたいそんな相談を受けました。種も自分で作りたいと言う方、そして種だけ送ってと言って来たそんな方でしたが、それぞれ頑張っておられますが、当店も実性をやってたのは20年以上前の話で最近は見本さえないのです。実性をやってた時当店の実性・・・生えたばかりの苗をお買いもとめてもらってたお客様を思い出し電話をしてお尋ねいたしましたら、今でも種を蒔いてやってるとの事で写真をお願いいたしましたらその写真を送っていただきましたのでご紹介いたします。長崎市にお住まいの愛好家さんです。   

    根上がりの模様木(実生15年以上)

     実性の15~18年生だとか

これも同じ年数とか仕立て中だそうです。4号鉢で半懸崖に作られてます

      同じ木です

 

これは5号の素焼きの深鉢かなり大きくなってます。おそらく↑のと同じ18年以上は経ってると思われます。実性苗で根上がりのミヤマキリシマを作るのには向いてるみたいです。

上から

近くに寄ってみると迫力がありますね

先に実性苗で作った樹形の面白さをご紹介してますが、次回からは種が萌えて移植とか、そんな写真と管理の方法とかの紹介をさせてもらいます。55枚もの資料写真を用意して頂いてますからピックリなんです。

また、こんな「私はこんなミヤマキリシマ作ってます」などの紹介して下さる方からのご連絡をお待ちしてます。

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品種によって成長の違い

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早いものでもう明日からは春3月今年も2ヶ月過ぎました。植替え鉢上げの調整剪定した枝の挿し木とそんな季節になりました。そうそう実生の種蒔きの季節でもあります。近じか実生愛好家さんの栽培記録の提供を受けて当店のこのブログの記事にさせていただきます。畑苗を昨年秋にこのポットに移植してたポッと苗、生長のいい上伸性の品種ですがこのままじゃ鉢植えにしても粗くて花を見るだけの苗木です。

こんな繁りしてるのを、まず混み合った枝抜きしてやらないと葉が出てきますと枝枯れの原因になりますから剪定してやることになります。剪定した枝は必ず小品盆栽用の苗木を作るために挿し木してます。

成長が早い上伸性の品種は伸びやすいし、花もいったいに大きめなんで小品向きではないようです。小品用には細い枝そして伸びが短いのはやっぱり葉や花も小さいそんな傾向があるようです。

これら3ポット、それに3品種ですがほぼ同級生の5~6年生ですが、こんなにも成長の違いがあります。樹形を優先して作りたいそんな方は上伸性の品種が最適だと重いますし。

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苗木の大きさの比較

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今の時期・・・春の嵐も3度も経験して、昨日今日とまた冷え込んでますが畑苗は、もう直ぐそこに芽吹きの予感で根の方はもう動きだしてるそんな感覚があります。同級生でも畑の苗とポット植えのとの大きさの比較です。その前に挿し木苗を植え込む石付け用の下準備・・・・・

ポット苗で10年生以上

畑苗の同年数の樹姿

この大きさの違いは

ポット苗を昨年に根洗い鉢上げのが真ん中どれも同級生なんですが木の締め込みで枝は細くなり延びも短いので年代を古く感じさせませんか、そうです小品で古木感を・・・。

 

上伸性の品種で樹氷(白花の菜咲き)

でも年数を重ねてくると赤の矢印の先の新梢です、細く短く開張性の枝に変わってきます、枝の重みで赤の矢印へ下垂していきます、青の矢印はその先に出る芽数は2本2本とより枝が密になるようです、

なお若木・若苗のときはこのように左の苗ですが上伸が顕著ですが古い枝は右のような枝に変わります。

これも苗木の大きさの比較ですが右側2ポットが5年生苗右のが10年生の苗木です、幹の太さの違いを見て下さい。

 

 

 

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ミヤマキリシマって何

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午前中は随分と冷えてました、午後からは冷たい雨が降り出して灌水の必要がない・・・この冬場は意外と空気が乾燥してて鉢土も乾くんですよ、休眠中でもカラカラの用土ではまずいのでほどほどの灌水はしてて下さい。私たちは知ってるから当たり前のようにミヤマキリシマといって通じるのですが「ミヤマって何」そんな事訊かれる事もあるんでビックリするんですがね。ここは「道の駅みずなし本陣ふかえ」道の駅ですから全国からのお客様が立ち寄られるところの話ならではです。なんでそもそも・・・と説明に使ってる資料やそれに育て方や増やし方と一応揃えてます。学者さんや研究者の記述には元々は九州の1000メートル以上の山にしか生えてないそんな事を書いた色々の教科書があります。そんな資料を引用コピーしたのを説明に使ってます。

これらは書籍の引用資料です

これも

そしてこれは、そもそもミヤマキリシマの栽培が始まった経歴の資料も、当時は長崎県農業試験場と言ってた長崎県立試験場の論文です。「昭和42年から44年分

上記の「雲仙岳におけるミヤマキリシマの変異について」の成果資料で雲仙岳のミヤマキリシマの花色分布図です。

実は、一番下の行に記載されてる「ミヤマキリシマの品種選抜」これがあってからのミヤマキリシマの合法的な栽培増殖の始まりのようです。

当店のミヤマキリシマはこの流れの中にあります。そしてミヤマキリシマの増やし方や栽培の方法やまた楽しみ方の資料は、このブログでも紹介してますが、当地方での当店独自の成功実績の資料になります。

 

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石付けの準備

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今日は冷たいけどいい天気になりました。新しい様式の石付けの話で軽石の組み合わせでその石と石の隙間に植え込むそんな話をしてました。これは自生地にたまに見かける風景のひとつですが岩盤の割れ目にへばり付くように植わってるそんな根性が見れるミヤマキリシマの風景を模したいと思ったやり方です。

植え込み準備してるんですが石の傾き変える据え方で同じ石使っても風景もが違う、そこに作り手の想いが伝わればいいかななんて思ってます。

どちらからでも見ても石の表情で趣が違う・・・そんなのを作ってみたいですね。

そして手のひらサイズの小鉢にも

これも小鉢だからインパクトのあるのが出来ると思います。

鉢の石の空間を取る事でで、より石の巨大さを表現してみたいと思います。

↑のは鉢が浅いので用土で固定できないので軽石の底をドリルで開けて針金を通して固定してます。

こんな楽しみのためにもたくさんの古枝挿し木苗作ってると便利なんです。皆さんもお試しくださいね。

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畑苗鉢上げの楽しみ2

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朝から雨と春二番の大風が吹き荒れた一日でしたので、昨日の畑苗の鉢上げをいたしました。芸のない枝(矢印)でしたので

太幹の小品盆栽用の新木仕立てに決定しましたが、矢印の根元に巻根があって取りたいところですが立ち上がりの貧弱さになりそうなので残してます。

本来が立性の品種で「朱の衣」といいます、ミヤマキリシマでは珍しい朱赤の花ですが秋にもよく花を咲かせてくれますがその時は真っ赤に近い花色の花を咲かせてくれます。ちょっと梅の仕立が似合うそんな品種なんです。

もう少し起こしてもいいかと思いますが、新しい発根をそして芽吹きを見て秋に仕立て直ししてやります。ボールペンより大きい幹ですから古木感いっぱいで見ごたえがあると思います。必ず急激な乾燥を防ぐためにミズゴケを敷いてやってます。

5月下旬には、先日紹介してたこんな昨年のと同じ芽吹きしてるかと思います。

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